自己一致

5月末日付で、チームのメンバー2名が私のチームから卒業した。(社内公募での異動)

終業時に、チームメンバーからの卒業記念のプレゼントを手渡すために、会議室を予約してみんなで集まった。

現職のメンバー以外に、すでに異動をした2名と他部署ではあるが異動する2名と仲の良かった1名、都合3名も同席した。(3名に関しては、私が声をかけたわけではない。)

 

他部署の1名、これが私にとっては厄介な存在で、一言で言ってしまうと「大嫌い」だ。正直、顔も見たくないし、同じ空間にいることも苦痛。

自分自身の直属の部下ではないが、私自身が管理職なので「大嫌い」とは公言していない。そういった感情に気付かれることにメリットもない。

 

異動者に対して贈る言葉を伝える時に、私自身は普段から自分のチームのメンバーに対しては、「自己一致」を心がけているので、自分の言葉で思っていることを伝えている。ただ、大嫌いなやつがいる場で、あとで自分のいないところで「こんなことを言っていた。」と言われるのも、本当の気持ちを聞かれるのも「嫌」なので、2名には本当に言いたいことが言えなかった。(伝えたいことは話しているのだが、大嫌いな人を意識して、使う言葉を選ぶ分、ストレスが残る状態)

 

送られる人へのメッセージだから、受け手の気持ちが充足すればよいのか、それとも異動する2名に対して、上司としての私の気持ちを伝えて、その場にいるメンバーの気持ちであったり私の気持ちが浄化することも重要なのか、、、たぶん後者の意味も少なからずあるのではないかと思う。

 

送別の場をセッティングしてくれたチームメンバーには、次回また同じような機会があったら、私が嫌いな彼だけは呼ばないで欲しいと言うべきなのか、、、私が毎回、我慢して振る舞うべきなのか、、、(毎回といっても、私が大嫌いな彼が来たのは今回が初めてなのだが、、、)

 

私がどうして彼のことを「大嫌い」と思うに至ったのか、私の話に関心を持ってくれる人には語りたい、伝えたい、そして共感ではなく同感してもらいたい。

 

さて、これは私にだけ起こるような話ではないはず。実際、私自身もチームメンバー間の揉め事の仲裁に入るケースもある。