父と息子

2週連続で同じような光景を見かけたので、メモ程度に記録する。
50代位の父親と大学生の息子と思われる2人が食事をしているのを見かけた。
どちらの家庭も父親と息子が一緒に暮らしている雰囲気がなかった。
最初は東京に進学して一人暮らししている息子を父親が訪ねて上京してきたのかな?と思って様子を伺っていた(別に盗み聞きしているつもりはない)のだが、どうも違う。
2件とも両親は離婚していて、息子は母親と一緒に暮らしているような感じの会話だった。
意外なほど息子がよく話す。自分の将来について、身の回りのこと、何を考えているのか父親に報告するように。
父親の方はどちらかと言うと言葉が少なく、息子の話にポツリポツリと質問するような感じだった。
今日は、医学部で勉強している息子が、海外留学について父親にいろいろと話していたのだが、父親は「人工知能は勉強しないのか?」という質問して、息子が「人工知能か、、、医学的には」みたいな感じで人工知能と自分が今勉強している医学が若干遠い関係だということを匂わせながら、父親を気遣いながら慎重に答えていた。
それ以降、父親はより言葉が少なくなり、もしかしたら息子の話に関心がないのではないのか?と感じるくらい反応が薄くなってしまっていた。
それでも息子はマイペースに自分のことを話し続ける。安心しているからか時折、笑顔を交えながら。。。
お互いのお互いに対する期待値(特に父親)について、はかりかねる感じがして、私は今現在も違和感を感じたままの状態でいる。

ちょっと前まで似た境遇の人が身近にいたが、今日見た親子の関係とだぶる感じがした。