勤続15年でお休みをいただいたので、12連休を取得してみた。
社会人になってから世間に関係なくこれだけ長い日にち休んだのはたぶん初めてだろう。

前職とあわせて20年近く働いてきたので、サラリーマン人生もおおよそ半分、先々のことに思いを馳せる前に、せっかくの機会なのでこれまでを振り返ってみようかという考えが軽く頭をよぎったが、やっぱり何もしたくなかったので、何もしないで最終日の今日を迎えてしまっている。別にそれはそれでかまわない。

私という存在は、私自身の内から出てくる何かが私を私足らしめるのだと思っていたのだが、社会的な存在というか私を規定するのは外部環境、箱なのかもしれない。
それくらい形がないのか流動性が高いのか、ノンポリなのか楽がしたいのいか、、、どろどろに解けてまどろんでいる内に12連休は終わろうとしている。

将来が不安だ。将来に不安なく、健康で、好きなことをして食べたいものを食べて、思うがままにこれからも生きたい。
でも少しずつ、たがが緩み始めているのではないかと思う。

不安は増し、健康は損なわれ、好きなことをする体力が失われ、食べたいものが食べたいだけ食べられない、なにひとつ思うがままにならない。もしかしたらそうなり始めているのではないか。
突然死ぬんじゃないか。いや突然死んでしまうんだと思う。最近では、それでもいいなと思う。

充分じゃないかと思う。いろいろと恵まれてきた。
どうせいつかは終わる。考えたこともそのうち忘れる。