「しばらくこのままでいいかな？」という気持ちにも、なかなかなれなくて、帰省のタイミングで少し先のことも含めて、嫁さんと娘の意向を確認してみた。
少なくとも現時点では、家族で東京に出てきて生活するということは考えられない感じだった。
冷静に考えても、自分自身あと20年東京で暮らしてから愛知に帰るという選択も考えづらい。
実家の近くにマンションを買ったのも「根無し草」的な感じにならないようにという気持ちがあっての選択だったので、今の嫁さんや娘の反応もある意味、期待値通りだったりもするのだが。
厄年の打合せもあったので地元の同級生にも酒を飲みながら色々と意見を聞いたのだが、自営業で地元に根ざしている2名と、40絡みで独身の2人とはまったくシチュエーションも異なり、なんだか贅沢な悩みのような気もした。
幸いにも家族と生活を共にしなくて平気な自分だし、今はまだ東京の生活に飽きているわけでもないので、しばらくはこのままでいいんだけれど、この先どこに行きたいのかなぁーと考えてしまう。
地元には、親がいて、弟妹がいて、幼馴染がいて、義父母がいて、これまでの人生の思い出がある。
いろんな人との繋がりという価値は、プライスレス的な感じがしなくもないし、半分以上の時間を過ごしている。
しかし、変わらないことが良いこととも思えないし、思い出を中心に生きているわけでもないので、今まさに楽しいと思えたり、やりがいを感じられる環境に身を置きたい気持ちも強い。
家族というのは最小ユニット的な感じだと思っているけれど、お父さんの仕事に合わせて家族が日本全国ってのもこれからは流行らないんだろうな。
最小単位の夫婦ですら、同じ場所で同じ方向を見てやっていくのだって、お互い仕事を持っていたら難しいもんね。
