カッコいいの基準が変わってしまった

筋トレしている人に、

「いったい、何を目指しているのですか?」

は聞いちゃいけない質問NO.1と言われるが、それは核心を突く質問で、多くのトレーニーの心を大きく揺さぶる問いなのだと思う。

私も少し前に、会社の若手社員に同じ問いを投げかけられ、大きく心を揺さぶられた。

その時は、

「ダイエット目的でトレーニングを始めて、今は重いものを持てるようになってきて楽しいから続けている。」

この答えに嘘は無いけれど、トレーニングを始めてから体重は7kgも増えている。

私は体格に恵まれていて身長は188cmある。シュッとすれば、まあまあ同世代ではカッコいい部類に入る人間だったと思っている。(成功体験)

しかし食べることが大好きで、中年になり太りやすくなり肥え続けていた40代は、自分でも残念だなと思うくらいブサイクと化してしまった。

そしてトレーニングを始めてベンチプレスが100kg上がるくらいから痩せたいという気持ちは薄れ、ボディービルダーのYouTubeを見るのが日課となり、カッコよくなりたいと思う瞬間が、ジムの鏡に自分の身体がうつる瞬間となってしまった。

普段の服装は、なかなかサイズが無いのでオーバーサイズ気味(3XL)でピチピチにならないよう意識している。はっきり言ってカッコよくなりたいはずだったのに、私服では何を目指しているのか自分でも分からなくなるような感じだ。

でも、筋肉を落として、シュッとなりたいかといえば、挙上重量を下げたくはない。

体脂肪を落として腹筋を割りたいけれど、数年かけて作ってきた筋肉は一切落としたくない。

やっぱり絞りなんだよなぁ。。。